少数精鋭のハイクラス層に特化した転職エージェント
年収800万円以上、マネージャー以上の転職支援を得意としている転職エージェントです。1993年にIT業界のエグゼクティブクラスのヘッドハンティングを中心とした転職エージェントとして創設され、現在では幅広く業界を広げミドルに特化した転職エージェントとして成長しています。
所属する転職コンサルタントは18名と少数精鋭部隊です。大手の総合転職エージェントが数百名のコンサルタント・キャリアアドバイザーを抱えているのと比べると、小規模の転職エージェントです。はじめて名前を聞いたという方も多いかもしれませんが、業界内では非常に有名な転職エージェントで、各社のお手本となるような転職希望者側・企業側へのコンサルティングを提供していると評判です。
当サイトを使っていただいている方からの評判もよく、おすすめできる転職エージェントです。総合型の転職エージェントに比べると求人数の幅広さはありませんので、若手の方には総合型の転職エージェントの併用をおすすめしていますが、高年収ゾーンの方はまずはクライス&カンパニーに相談してみてはいかがでしょうか。
クライス&カンパニーをミドル・シニアにおすすめしたい3つのポイント
ポイント1.30代&高年収案件が中心のハイクラス専門転職エージェント
クライス&カンパニーが公開している転職支援実績を見ると、採用決定者の平均年齢は36.9歳。割合でみると転職サポート決定者の73%が30歳から45歳となっており、ミドルに強く、特にマネジメント層の求人決定に強い転職エージェントです。また40代後半以上の採用決定も15%あり、シニアマネジメント層やエグゼクティブの転職支援にも力を入れています。
転職支援者の入社先業界も特徴が出ており、コンサルティング業界が1位で30%以上、職種の1位もコンサルタント、2位に経営企画・事業企画関連職が続いています。ハイクラスの高年収帯に強い転職エージェント、ということがわかりますね。
実際の求人を見てみると以下のような特徴があります。
- ビジネスコンサルが占める割合が高く全体の約13%(リクルートエージェントでの同職種は全体の約4%)
- 経営企画・事業企画が占める割外も高く全体の約9%(リクルートエージェントでの同職種は全体の1%弱)
- もともとIT系のエグゼクティブファームということもあり、ITコンサル・エンジニアが多い
- 年収800万円以上の案件が全体の約半数
職種 | 公開求人数 | 求人比率 |
ビジネスコンサルタント(戦略系・人事系・財務系) | 463 | 18.5% |
経営企画・事業企画 | 313 | 12.5% |
マーケティング・広報・IR | 211 | 8.4% |
人事 | 68 | 2.7% |
経理・財務・会計 | 75 | 3.0% |
総務・法務 | 214 | 8.6% |
営業 | 199 | 8.0% |
ITコンサルタント | 291 | 11.6% |
ITエンジニア | 306 | 12.2% |
WEB・モバイル関連 | 177 | 7.1% |
機械・メカトロニクスエンジニア | 16 | 0.6% |
電気・電子・半導体エンジニア | 5 | 0.2% |
化学・バイオ・メディカル関連 | 13 | 0.5% |
金融関連 | 94 | 3.8% |
その他 | 55 | 2.2% |
職種 | 公開求人数 | 求人比率 |
年収800万円以上 | 1,644 | 46.5% |
年収1,000万円以上 | 1,001 | 28.3% |
英語ビジネスレベル以上 | 382 | 10.8% |
<2017年11月時点データ>
ポイント2.国家資格保有の優秀なコンサルタント
クライス&カンパニーではコンサルタントの「質」にこだわっています。国家資格であるGCDFを保有するコンサルタントが多数在籍、またこれを取得するために日々研修や啓発に励んでいるようです。
GCDFはキャリアカウンセラーの資格です。キャリアカウンセラーに必要な幅広い知識と実践的なスキルを身につけるため、120時間のトレーニングプログラムを受講、試験(筆記・実技)に合格すると資格が取得できるものです。また継続学習も必要な資格です。この資格をもったコンサルタントはキャリアカウンセラーの深い知識を持ち合わせいる一つの指標となりますので、求職者としては安心してキャリアの相談ができます。クライス&カンパニーだけの話ではありませんが、業界内でもこの資格は名刺に記載しているキャリアアドバイザーやコンサルタントが多いです。コンサルタントと面談したときに名刺をもらったらぜひチェックしてみてください。
ポイント3.業界に精通したコンサルタントを指名してエントリー可能!
ほとんどの転職エ一ジェントの大半では、登録後に転職エージェント側がマッチしそうなキャリアアドバイザーやコンサルタントを決めて、そのコンサルタントから連絡が来る、という流れです。もちろん後になって担当を変えることはできますが、実際には担当変更を依頼するのは言いづらいです。(人生かかっているんだから遠慮する必要はないと言う方もいらっしゃいますが、とはいえ人と人との関係ですからね。あまり頻繁にしたりするものではないというスタンスを当サイトでは取っています。)
クライス&カンパニーの1つの特徴としてホームページ上に乗っているコンサルタントを自ら選び、エントリーを行えるというものです。各コンサルタントは自分の強みの業界や職種、今までの転職支援事例、また自分自身の経歴等も公開してホームページに掲載していますので、自分の経験や希望と照らし合わせてマッチしそうなコンサルタントを選んでみてはいかがでしょうか。また女性のコンサルタントもいますので、女性の方で同性の方が相談しやすい、という方も指名ができると安心ですね。
ヘッドハンティング転職というコンセプトですが、登録型で、料金は無料です。
もともとエグゼクティブクラスのヘッドハンティングサービスが祖業のため、いまも「ヘッドハンティング」という言葉を使っていますが、サービスの流れとしては、他転職エージェントと同様となります。ヘッドハンティングというといわゆるエグゼクティブサーチのリテーナー型(前金型)のサービスを想像してしまうのですが、クライス&カンパニーの提供しているサービスはそこまでのエグゼクティブ向けではありません。
他の転職エージェントと同様、登録完了後、専任のコンサルタントが付き、経験やキャリアパスについての面談を行い、求人を紹介され、応募・面接、入社という流れとなります。料金は求人企業が成功報酬型で支払いを行うため個人のユーザーは無料のサービスです。
社長の丸山氏は転職業界では超有名人
社長の丸山貴宏氏は1963年京都府生まれの53歳。1986年リクルートに入社。在籍7年間、人事採用担当として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を経験し1993年に退職。その後リクルートの先輩が起業した会社に転職するも半年で退職。同年にクライス&カンパニーを設立しています。転職エージェント・転職サイトやその他求人サイトを運営する転職サービスの業界はリクルート出身の経営者がとても多いですね。
丸山氏はそのなかでも有名な方で、2万人以上のキャリアコンサルティングの経験をいかして、著書やインタビュー記事が多数あります。またダイヤモンド・オンラインで「転職で幸せになる人、不幸になる人」のコラムを連載しているのですが、こちらはとても30代以上のミドル・シニアの方にとって示唆に富んだ内容になっていますので、ぜひ機会がありましたらご覧になってください。
クライス&カンパニー利用者の評判


まとめ:転職のプロから見たクライス&カンパニーのメリット・デメリット
- 30代、40代の転職支援実績が8割以上と、ミドル・シニア向けの高年収特化型の転職エージェント
- レベルの高いコンサルタントのアドバイスが受けられる
- 求人数は多くないが案件にマッチしたときの転職成功率は高い
- 求人数が少なく、内容も経営系・事業系・コンサルと若干偏っている
- ハイクラス層では有名でかつ人気の転職エージェントだが、コンサルタントが全体で20名に満たない人数のため、転職サポートできる人数が限られている
クライス&カンパニーもランクイン!プロが厳選したミドル・シニア世代向けの転職サービス人気ランキングもぜひ参考にしてください。
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