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BIZREACH(ビズリーチ)の評判・活用方法

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業界初にして業界No.1のハイクラス向け会員型転職サイト

最近よくTVで「即戦力の中途採用は、ビズリーーチ!」というCMを見かけますので、名前は聞いたことがあるという方も増えているのではないでしょうか。一方で名前は聞いたことがあるけど、どんなサービスなのかよく分からないという声もよくお聞きします。テレビCM自体も転職希望者ではなく、求人企業に対してのPRのようですし、「会員制」ということもあり、少し見えづらいサービスになっています。

ビズリーチは2009年にスタートした業界初の「会員制転職サイト」です。会員登録をして、レジュメ(職務経歴)を登録しておけば、求人企業やヘッドハンターから直接お声がかかる登録型転職サービスです。あとで詳しく説明しますが、無料プランだけではなく有料プランもあります。

BIZREACH(ビズリーチ)

いわゆる転職エージェントのように担当のアドバイザーが付いて転職活動を進めていく形態とは異なるサービスで、最新のデータが公開されていませんが、2012年時点で会員数20万人を超えているということなので、いまは倍以上は間違いなく登録していると思います。業界内でも非常に注目されており、業界最大手のリクルートの「CAREER CARVER(キャリアカーバー)」など、各社がビズリーチと似たサービスを真似して、ということ言葉が悪いかもしれませんが、オマージュしたようなサービスをはじめたりしています。

 

ビズリーチが運営する会員型転職サイトとは?有料プランもあるプレミアムサービス

「会員型転職サイト」とはその名の通り、会員にだけ閲覧・求人応募などの機能を使うことが許されている転職サイトです。ただし誰でも会員になれてしまうと結局は他のサービスと変わらないので、ユーザーの質や求人の質を担保するためにユーザー側にも登録時に審査が行われています。独自の審査基準があるようで公開されていませんが、おそらく専門的なスキルがどこまであるか、現在の求人に合う経歴か等々でチェックされているのではないでしょうか。

会員になると主に以下のサービスが受けられます。

  • 企業からのスカウトを受ける
  • ヘッドハンターからのスカウトを受ける
  • ヘッドハンター検索ページからヘッドハンターを探す
  • 自ら求人検索をして応募する

ビズリーチ会員の種類

ビズリーチでは無料会員に加えて有料会員もあります。さらにプレミアムなサービスを受けることが可能です。

無料サービスの内容

スタンダードプランは無料となります。無料サービスでも登録するとスカウトを受けられますが、特定のスカウトのみへの返信しか出来ません。一部の公開求人への応募も可能ですが、全体的には機能が制限されている状態です。(求人票は見られるけど採用企業名が見られない、など)まず自分の転職市場での市場価値を確認する用に使ってみてください。有料会員になるのは転職意欲が高まってからでも結構です。

有料サービスの内容

有料(プレミアム)会員は「タレント会員:30日 2,980円」「ハイクラス会員:30日 4,980円」と分かれています。タレントとハイクラスの審査基準に関しては公開されておらず、ビズリーチの独自の基準によって分けられているようです。よって自分で会員クラスを変更することは出来ませんが、おそらく年齢と年収によって分かれており、このサイトをご覧になっている30代、40代、50代くらいの方だとハイクラス会員にあたるかと思います。有料会員になると、求人応募、ヘッドハンターとのやり取り、スカウトメールへの返信などが制限なくできるようになります。また、ハイクラス会員になると限定公開されているハイクラス限定求人に応募ができます。

 

ビズリーチをミドル・シニアにおすすめする理由

理由1.業界No,1のハイクラス・スペシャリスト向けサービス

ビズリーチは、マネジメント(管理職)や専門職、次世代リーダー、グローバル人材といったハイクラス人材に特化したサービスとして転職サービス業界の中では後発で始まりました。それまでの転職サービスで、ハイクラス層の転職といえば、ぐっと上まで上がってエグゼクティブサーチやリテーナー型(前金型)のヘッドハンティングサービスしかありませんでした。その層でいうと、メインターゲットは年収が1,500万円以上の経営幹部や大手上場企業の部長クラス以上の方でした。

大手転職エージェントや転職サイトは年収400万円~600万円程度がメインターゲットで、ちょうど年収700万円~1,200万円くらいの転職希望者にフィットしたサービスがありませんでした。世の中的にも特に日本のマーケットでは、いわゆる中間管理職(課長、部長)と呼ばれる人たちが転職に積極的になったのが2000年代後半くらいからになります。世の中の流れとサービスがフィットして、ビズリーチは一気に転職サービスのなかでメジャーになりました。

30代の次世代リーダー、40代の専門職や管理職、50代の経営幹部まで、年収700万円以上クラスがメインターゲットになっていますので、ミドル・シニアのなかでもポジションにこだわった転職がしたい、将来的に役員や経営者を目指したい、ポジションにはこだわらないけど年収は維持・アップしたい、という方にはぴったりのサービスです。ビズリーチをきっかけに会員制転職サービスがいくつか出てきましたが、もっとも会員数も多く、企業やヘッドハンターも充実しているのがビズリーチになります。

 

理由2.他の求人サイトや転職エージェントにもない優良企業も多数

ビズリーチに会員登録して、職務経歴をしっかり登録すると、求人企業やヘッドハンターからスカウトメールが届きます。その求人企業についてもビズリーチは非常に優良でユニークな企業を集めていると評判です。転職サイトや大手転職エージェントも保有していない独占求人案件を集めてきています。
具体例をいくつかあげると、

  • 公的機関幹部公募プログラム 「大阪市立小・中学校長50人公募」
  • 日清食品グループのブランド戦略室と財務マネージャーの募集
  • Twitter JapanのアカウントエグゼクティブやFacebook Japanのマーケティング職の募集
  • ソフトバンクモバイルのロボット事業、創業メンバーの募集
  • 株式会社ユー・エス・ジェイの女性経営幹部の公募

などなど、他では見たことのないような面白い求人が揃っています。またビズリーチは地方創生の求人にも力をいれており、地方(例えば、島根県海士町など)での地方創生リーダー募集もときどき求人しています。こういった超魅力的な求人は常にあるわけではなりませんが、チャンスを逃さないためにも会員登録をしておいて損のない転職サイトです。

 

理由3.転職マーケットでも有名な有能ヘッドハンターに出会える

ビズリーチに登録すると、求人企業のみならずヘッドハンター、転職コンサルタントからスカウトが入ります。もちろん自分でヘッドハンターを選定出来きますので、この人なら!というヘッドハンターがいれば連絡を取り合うことができます。ビズリーチでは、毎年アワードを行って、優良なヘッドハンターを表彰したり、そもそもビズリーチでスカウトを送ることができるコンサルタントを厳しい基準で事前に選抜しています

ヘッドハンターを自ら検索できる機能もついており、「ビズリーチスコア」というヘッドハンターの評価を可視化できるものがあるので参考にしてみてください。

ビズリーチのスカウト

では有能なヘッドハンターとはどんな人でしょう?基本的にはたった2つです。

  • 職種や業界への理解が深く、同じ用語で会話ができるかどうか
  • 求人企業とのパイプ(信頼関係)がしっかりできている

まずは当たり前のことですが、ミドル・シニア世代になると業界や職種の経験が豊富です。今までの経験をヘッドハンターに伝える際に、わざわざ分かりやすく伝えるように言葉を変えて話をするレベルではスムーズに転職活動が進みません。家電メーカー出身のコンサルタントが家電メーカー専門のヘッドハンターになるなど、今までの経験してきた職種や業界経験をいかしてその領域のヘッドハンターになる方もいます。もちろん人材業界畑をずっと歩んできたコンサルタントがNGというわけではありません。どんなコンサルタントなのか、メールのやり取りの中だけでも30代、40代とそれなりに経験を積んできた転職希望者であれば見抜けると思います。

求人企業とのパイプでいうと、ハイクラスとなると機密性が高い求人案件も多いため、情報をどこまで持っているか、が求人企業とヘッドハンターとの信頼性の強弱をはかるバロメーターです。ただ求人票をもっているだけではなく、なぜこの企業がいまこのポジションを採用したがっているのか、欠員募集だったときに、前任はどんな人だったのか、といったことを深く深く知っていることが有能なヘッドハンターの証です。誰よりも早く、深く情報を得るために凌ぎを削っており、ヘッドハンター同士の競争も激しいようです。

実際に多くのヘッドハンター、転職コンサルタントにお会いしていますが、圧倒的な実績を出している方は会うとオーラがあります。上記2点をメールや電話なりで判断したうえで、実際に会ったときに「この人なら自分のキャリアを任せてもいい」と思えるような人かどうかは、この記事を読んでいるミドル以上のハイクラス人材であればすぐにわかると思います。正直、ヘッドハンターを名乗っていても薄っぺらい人というのは残念ながら一定数います。

 

ビズリーチの求人の特徴

ビズリーチに掲載されており、検索できる求人は、求人企業が直接掲載されているものだけではなく、各ヘッドハンターが保有している求人を掲載することもできるため、他の転職サイトや転職エージェントと単純に比較するこはできませんが、概ね以下ような傾向があります。

  • 掲載求人全体は29,144件、求人企業の直接出稿求人は7,156件と約25%
  • 経営企画、新規事業企画といった「経営」「戦略」系求人が多い
  • コンサルタントや、専門性の高い金融領域や不動産領域の専門職求人が豊富
  • 年収1,000万円以上の案件が全体の85%を占めており、年収1,500万円以上求人も20%以上ある
職種分類 詳細職種の例 件数
経営 経営者・CEO・COO等、事業企画・統括、 経営企画・戦略、新規事業企画、M&A・合併・提携 3,993
マーケティング 広報・広告宣伝、商品企画・開発、販促、オンライン(Web モバイル)、MD・バイヤー 2,892
管理 財務、経理、内部監査、総務、法務、人事、IR、物流・資材・購買・業務管理 3,490
営業 営業・企画営業、代理店管理・渉外、営業支援・プリセールス、店舗関連/店舗管理・開発 4,388
コンサルタント 戦略コンサルタント、財務・会計コンサルタント、組織・人事コンサルタント 4,703
ITコンサルタント システムコンサルタント、パッケージ導入コンサルタント、セキュリティコンサルタント 3,154
IT・インターネット CIO、CTO、PM、SE、 インフラエンジニア、 Web プロデューサー・ディレクター 6,910
ゲーム プロデューサー・ディレクター、プログラマー 366
電気・電子 研究・開発、回路設計・実装設計、電気・電子制御設計、生産技術、生産管理・品質管理 1,467
半導体 研究・開発、半導体設計、生産技術、生産管理・品質管理・工場長 357
機械 研究・開発、機械設計、電気・電子制御設計、生産技術、生産管理・品質管理・工場長 1,995
化学・化粧品・食品 研究・開発、生産技術、生産管理・品質管理・工場長 591
金融 法人営業、プライベートバンカー、ディーラー・トレーダー、ファンドマネージャー 3,179
建設・不動産 AM・PM・リーシング、企画・設計・積算、資材・調達、設計監理、施工管理 1,354
メディカル 研究開発、臨床開発・治験関係、生産関連、学術・PMS・薬事、医師・管理薬剤師・看護師、MR 1,236
専門職 公認会計士・税理士、弁護士・弁理士・知財管理・行政書士 425
その他条件  求人数
年収1,000万円以上  24,729
年収1,500万円以上  5,845
年収2,000万円以上  1,603
直接企業求人  7,156
勤務地海外  1,040

<2017年11月時点データ>

ビズリーチの活用方法のコツ

ポイント①:まずは無料会員から、ここぞというときに有料会員に

無料会員だと機能が制限されてしまっているものの、実際にどういう企業が掲載されているのかや、どんなヘッドハンターからスカウトが届くのかということをざっくりとは見極めできます。企業名などがマスキングされた状態だったとしても、ある程度どんな求人かがわかりますので、これは魅力的な案件そうだな、という求人やこの求人にはぜひ応募したいという求人に出会ったタイミングで有料会員になってもいいと思います
有料会員を6か月や1年という期間ダラダラと続けるのはあまり意味がないのでおすすめしません。2,3か月間の間にしっかりとヘッドハンターや求人と出会って、濃い転職活動をしてください

ポイント②:有能なヘッドハンターを見極める

すでに説明をしたので繰り返しになってしまいますが、とにかくビズリーチに登録すると(特に有料会員になると)思った以上にスカウトメールが届くことがあります。特に40代以上の方の特徴として、まじめに1つ1つ対応をするケースがありますが、あまり意味がないのでやめておきましょう。この人は会ってみてもいいかもというときだけ返信すれば結構です。たくさん会えば可能性が広がるかというとそういうことでもなく、本当に力のあるコンサルタント1人に出会えれば転職可能性は一気に広がります。

ポイント③:いい求人には積極的に応募する

基本的にはスカウトが主軸になったサービスではあるものの、企業が直接掲載している求人も約7,000件掲載されています。経歴によってはスカウトがあまり届かないこともありますので、そういうときは自分で求人を検索して応募するようにしましょう。(求人検索に「求人タイプ」という項目があり、「直接求人企業」を選択することができます。)他の転職サイトには掲載されていないような高年収帯の求人が多数掲載されていますので、ミドル・シニア世代の方はこの求人検索だけでも価値のある機能だと思います

 

ビズリーチ利用者の評判

30代男性
事業会社への転職を考えてビズリーチに登録しました。多数のスカウトメールのなかで、いま入社した会社は社長自らスカウトメールを送ってくれて、私の経歴をしっかりと見たメールでしたので、最初はあまり興味のないエンターテイメントの業界だったのですが、一度お会いしてみることにしました。そのあとトントン拍子で面接や面談が進み、入社することにしました。他にも多数のスカウトメールが来ていましたが、経歴を見ていないような定型文だけのものがあったので、しっかり見極めた方がいいと思います。
(30代男性/IT・戦略系コンサルティングファーム)
40代男性
45歳ということで年齢的になかなかしっくりする企業に出会えないでいました。いくつかの転職エージェントにも登録しましたが、あまり求人紹介が受けられていない状態で、転職はあきらめようかと思っていたところで、ビズリーチを使ってみました。存在は知っていたものの、お金を払うことに抵抗があって使っていなかったのですが、有料会員になって2か月で転職を決めることができました。ヘッドハンターの方から連絡があって、一度お会いしたところ、その当時は募集していなかった企業の営業役員に私の経歴を打診して、ポジションを探してくれて、興味をもってくれた責任者の方とすぐに面接が決まって、1度の面接で入社が決まりました。給与もアップできて、自分はラッキーだったのかもしれませんが、その時に求人がなくても、あきらめず優秀なヘッドハンターとコンタクトを取ってみてよかったです。
(40代男性/専門商社)
40代女性
いくつかの業界で秘書や広報・IRの仕事をしてきました。転職を繰り返してきたので、40代に入って少し落ち着いて働きたいということもあり、ポジションタイトルがなくてもいいので、大手企業のマーケティング部門の求人を探して、ビズリーチに登録しました。女性の登録が珍しいのか、思った以上にスカウトオファーが届いて、そのうちいくつかのヘッドハンティング会社に登録してみて、転職活動をしました。最終的に、年収は下がってしまったのですが、自分の満足のいく会社に入社ができたので良かったです。
(40代女性/外資系医療機器メーカー)

 

まとめ:転職のプロから見たビズリーチのメリット・デメリット

メリット

  • 年収1,000万円以上の高年収求人に出会える可能性が高い
  • ヘッドハンター保有の経営系求人や専門職に加えて、極めて優良な求人企業のユニークな求人にも出会える
  • 有能なヘッドハンターの出会いが良い転職につながる!
  • 主にスカウト型なので自分の市場価値がわかりやすい
デメリット

  • すべての機能を使うのは有料月額制なのでじっくり活動したい人には不向き。有料会員は短期集中型にフィット
  • 経歴によってはスカウトがあまり来ない場合もある
  • 力のない微妙なヘッドハンターも存在。スカウト内容をよく見極めてコンタクトを取らないと時間の無駄が発生する

 

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