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Career Release 40の評判・活用方法

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35歳以上の転職に特化したミドル・シニア向け転職サービス

「Career Release 40」はルーセントドアーズ株式会社が運営する、35歳以上アラフオー世代を中心とした「職歴打診」型転職サポートサービスです。「職歴打診」型という業界内でも古くて新しいコンセプトで2014年からスタートしているサービスです。

「Career Release 40」を立ち上げた黒田氏は「ミドル世代の適切なマッチング」をテーマに会社を設立されました。「Career Release 40」はミドル・シニアの転職希望者に立ちはだかる年齢の壁を取っ払い、「実際の仕事力・現場力」で判断してもらえるようになればもっと求人企業と求職者のマッチングが良い方向に進むはずだということをコンセプトにしています。
ホームページにも「ご利用に年齢や業界・職種での制限はありませんが、社会人経験10年以上で、現場第一線で活躍し続けたい方に活用いただきたいと考えています。」と表記があり、30代、40代、50代といった経験豊富な方をターゲットにしていることがわかります。

転職業界に長くいる私たちのようなコンサルタントの目から見ても「年齢」、特に35歳以上が壁になっていることは実感します。本来であれば年齢で判断するということはいけないことなのですが、実際の現場では求人企業からは「この求人は35歳くらいまでで」といわれるケースは多々あります。新しく転職エージェントやその他関連サービスをスタートしている会社のほとんどが20代、30代前半くらいまでをメインターゲットに据えています。あえて、35歳以上をターゲットにして、サービスを磨き上げているのには、同じ業界にいるものとして感服しています。このサイトとも似たコンセプトを持っていることもあり、今後も応援していきたいサービスです。
少し話がズレてしましましたが、「Career Release 40」はミドル・シニアにぴったりのサービスを提供しています。「職歴打診」型という聞きなれない言葉も出てきていますので、詳しく解説していきたいと思います。

 

「Career Release 40」のサービスの流れ

Career Release 40サービスの流れ

職歴打診型サービスと言われてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは簡単にサービスの流れを説明します。通常の転職エージェントとは違ったサービスの流れになりますが、キャリアアドバイザーを介したサービスにはなりますので、面倒な日程調整などはする必要はありません。

  1. 「Career Release 40」に会員登録
  2. 職務経歴書やスキルの登録
  3. 職務経歴やスキルを独自のアルゴリズムで解析し、マッチしそうな企業に打診
    (個人情報を伏せた内容を送付。所属している会社名も公開したくない場合は伏せることもできます)
  4. 企業から「興味あり」「会ってみたい」と連絡がくる
  5. キャリアアドバイザーを介して面談の調整などを実施

 

職歴打診型サービスという新しいスタイルの3つの特徴

特徴1.「採用決裁者」への売り込みが原型。ここがサービスの肝

転職コンサルタントをやっていると、実際に企業の人事とお話しているときは、35歳という壁を感じることが多いのですが、経営者や事業部長クラスの採用決裁者とお話をすると年齢よりも「経験、実力」を重視しているケースがほとんどだと感じます。実際このサイトをご覧になっている方でも年齢以上に経験や実力を重視して採用を行っていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「Career Release 40」のサービスはそこに目をつけています。総合転職エージェントなどで求人に応募すると、ほとんどの場合は、いったん人事部の採用担当者もしくは、現場のマネージャークラスに書類がまわって書類選考が行われます。そうすると、どうしても年齢高めの方は不合格になりやすいです。あえて理由は列記しませんが、当然といえば当然です。

Career Release 40

一方で、力のあるヘッドハンターや転職コンサルタントは、そういった人事やマネージャークラスの方をすっとばして、決済者に直接売り込みを行ったりします。それを仕組みとして導入したのが「Career Release 40」です。昔から、企業へ優秀なキャンディデイト(求職者)を売り込むということは転職エージェント業界では行われていたのですが、仕組みとしてサービスを構築したのは「Career Release 40」が初めてではないかと思います。古くて新しいサービスと冒頭で表現したのはそのためです。

 

特徴2.明確な「求人」が存在しないケースも多々ある

実際の仕事力・現場力で採用判断をする経営者や役員、事業部長クラス級の「採用決裁者」に向けて打診することで、通常ルート(人事部経由や現場のマネージャークラスの書類選考)では不合格になってしまう方でも採用への道が開けることがあることはご理解いただけたかと思いますが、このサービスの面白いところは、「打診型」サービスになっているため、もともと採用するつもりのポジション以外で採用が決定することもあることです。

たとえば、ある企業が経理部長を募集してしたところ、打診メールで内部監査のスペシャリストが送られてきたら、通常であれば「募集していません」となりますが、そのときにたまたま社長が課題感をもっていたりすると、「一度会ってみたい」となっても不思議ではありません。
常に経営者や役員の課題感が顕在化された求人になっているかというとまったくそんなことはありませんし、実際に優秀な方のレジュメを見てはじめて会社の課題感に気づくケースもあります。

 

特徴3.オファー待ちのスタイルにはなってしまうので、他のサービスとの併用は必須

登録をしたあとは求人企業からのオファーを待つ、という形態なので、能動的にアクションができることがあまりません。求人を見たりすることもできませんので、30代以上の方はぜひ登録しておいていただきたいものの、短期集中型で転職活動をする場合には、他のJACリクルートメントやリクルートエージェントのような転職エージェントやビズリーチなどの転職サイトとの併用をおすすめします。

「Career Release 40」のホームページにも、以下のような表記があります。実際にすべての方にオファーが届くわけでもないのでしょうが、自ら他のサービスを使うことを勧めるあたりも好感がもてますね。

【ご注意ください】企業への職歴打診による反響にかかる期間は、求人市場の需給状況、経験業界や経験職種、保有スキルによってばらつきや変動が予想されます。「現在、転職活動中」の方は、既存の転職サイトや民間の人材紹介サービス、公共の職業紹介サービスなどを同時にご活用いただくことをおすすめいたします。

 

ミドル・シニア特化型の新サービスを設立した社長の黒田氏とは?

1965年生まれの51歳。大学卒業後1989年にリクルートに入社し、約30年間一貫して転職サービス、中途採用サービスの企画開発に携わってきています。「リクナビNEXT」の編集長を8年間勤められています。転職サービスのど真ん中を歩んできたプロフェッショナルですね。2014年に退社、中途採用市場の積年の課題である「ミドル世代の適切なマッチング」をメインテーマに、ルーセントドアーズ株式会社を設立されたとのことです。

黒田さんはもともと編集畑の方のようで、「Career Release 40」をリリース後にも各種メディアにミドル・シニアの転職にまつわる記事を寄稿されていますが、読んでいてとても面白いです。NIKKEI STYLEやダイヤモンドなど様々なサイトに寄稿されていますので、ぜひご覧になってください。当然ミドル・シニアがテーマの内容が多いので、みなさんの転職にあたって示唆になるような内容も多く含まれています。

 

「Career Release 40」サービス利用者の事例

まだ新しいサービスのため、ご紹介できる利用者の実際の声がヒアリングできなかったのですが、私が知り合いを介して聞いた「Career Release 40」を使って転職をした方の実際の事例をまとめさせていただきました。

ユーザープロフィール

・40代後半の男性
・5年間営業職、その後10年以上を経営管理系に携わる(人事・労務・総務・経理など)
・メインキャリアは人事。20名規模の組織の人事部長なども歴任。
・今回で4度目の転職とキャリアは安定していない

この方は、最初は大手の求人検索サイトで求人に応募したところ、その求人が転職エージェントの掲載していた案件で、最初はその転職エージェントに登録をしたそうです。ただ、応募した案件も年齢オーバーということで応募できず、転職エージェントからも紹介できそうな案件がないということで断られてしまったとのこと。ただそのときに、「Career Release 40」を紹介されたそうです。

その転職エージェントの方がもともとリクルートに所属していて「Career Release 40」の社長の黒田氏と知り合いだったようで、もしかするとそこでなら求人紹介が受けられるかもしれないということで紹介されたそうです。

「Career Release 40」に登録して間もなく、アドバイザーから、あなたに興味を持っている会社があるということで面談しませんかという連絡が入り、一度アドバイザーの方との電話面談のあと、面接に進んだそうです。もしかすると直接の面談よりも電話面談をメインで行っているのかもしれません。

実際には求人紹介はその1件だけだったそうですが、その1社で内定がでて、入社に至ったそうです。年収は下がってしまったそうですが、ご本人は非常に前向きで内定後すぐに入社を決意されたと聞いています。やはり、企業側からキャリアを見て、「ぜひ会いたい」と連絡が来ているので、意欲が面接のなかなどでも高まっていったのかもしれません。

 

まとめ:転職のプロから見た「Career Release 40」のメリット・デメリット

メリット

  • 35歳以上のミドル・シニア層向けのサービスであり「経験・スキル」で企業に売り込みをしてくれる
  • 登録して待っていればオファーがくる「待ち」のスタイルのため、効率よく転職活動が可能
  • 企業側の採用決済者(経営者や役員)があなたのキャリアを見て「興味あり」と連絡してくるので面接に進んだあとの合格率が高い
デメリット

  • スキルが低いと求人企業とマッチングがされず、オファーが来ない可能性がある
  • 待ちのスタイルとなるため、短期間での転職活動を考えている人には不向き

 

「Career Release 40」もランクイン!プロが厳選したミドル・シニア世代向けの転職サービス人気ランキングもぜひ参考にしてください。

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